物損の交通事故とは?

交通事故は、人身事故と物損事故に大別されます。前者は死傷者が出た事故のことであり、車が大破していたとしても、人が命を落としたりケガを負ったりすると人身事故と呼びます。一方の物損事故は、死傷者が出なかった事故のことです。誰も亡くなったりケガをしたりすることがなく、車が壊れただけと、物にしか損害が出なかった場合には物損事故と呼ぶのです。この2種類の事故では、加害者に対して請求できる損害に大きな違いがあります。

物損事故まず大きく異なる点として、慰謝料をあげることができます。人身事故の場合は慰謝料が生じますが、物損事故の場合には基本的に慰謝料は発生しません。慰謝料は精神的苦痛に対して支払われることになる賠償金であり、人身事故でケガを負う、後遺障害を残す、命を落とすようなことがあれば、人は大きな精神的な苦痛を味わうことになり、この苦痛に対するものとして交通事故慰謝料が認められることになります。一方、物損の場合には被害者は死傷していません。車がダメになってしまうようなことはありますが、そのことによる苦痛は慰謝料を認めるに値するレベルではないという認識のされかたです。

ただ、当サイトでも取り上げますが、物損事故であっても慰謝料が認められるケースはありますし、慰謝料以外の損害請求を行うことは可能です。しかもさまざまな名目で賠償金を請求できますので、何に対して加害者側に支払いを求めることができるのか知っておいて損はないでしょう。