ペットの被害について

法律上の動物の扱いは物であり、交通事故でペットが命を落としたりケガをしたりしても、物損事故の中で処理されることになります。損害請求としてはペットがケガをした場合の治療費をあげることができます。ただし、治療にかかったお金を加害者が全額支払うわけではなく、かかった分の一部の支払いにとどまります。また、ペットが命を落とした場合には賠償金としてペットの時価の支払いが、ペットの火葬を行った場合には、その費用の支払いが認められることもあるでしょう。

ペット物損の交通事故で慰謝料が発生することは基本的にありませんが、例外的に慰謝料が認められることはあります。実際、過去にペットが交通事故で命を落としたときや、重大な障害を残すこととなったために、慰謝料の支払いが認められた前例はあります。ただし、人間が死傷したことにより発生する慰謝料に比べて、ペットの死傷により発生する慰謝料は低額です。ただ、それでも認められないよりは認められるほうが良いと考える方は多いのではないでしょうか。

十分とはいえない部分はあるものの、ペットが被害を受けた場合の損害請求も行えるようになっていますので、愛犬がいるなど家族同然に愛情を注いでいる動物がいるという飼い主は、頭に入れておくと良いでしょう。